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梅
■紀州の梅干■
 桃のような良い香りがほんのり、食べればやわらかで果肉たっぷり。梅は、今“梅と言えば紀州”と言われるほどのブランドである「紀州の梅」。今や全国収穫量の半分以上のシェアを誇るナンバー1ブランドです。
梅干し
紀州梅とは?
 紀州の梅の代表的な品種には「南高梅(なんこううめ)」と「古城梅(ごじろうめ)」、「小梅」があります。
 紀州梅の中でも特に最高品種とされる南高梅は、“大粒の実が豊かに実る”“果肉がたっぷりでやわらか”“梅干しにすると、とろけるような食感になる”などの特長から、梅干用の付け梅として最適です。シンプルな白干梅から昨今人気の調味梅干まで、さまざまな味わいの梅干として食卓に登場しています。
 古城梅は収穫期が早く、果実が美しいことが特長で、青梅としては一級品です。主に梅酒や梅ジュースに用いられます。
天日干し紀州梅干の歴史
 江戸時代。紀州藩主が徳川頼宣(徳川家康の十男)だったころ、現在の田辺から南部(みなべ)にかけて痩せた土地が広がり、農民の暮らしは厳しいものでした。
 時の田辺藩主、安藤帯刀(あんどうたてわき)は、やせ地でも栽培できる「やぶ梅」に注目し、「やぶ梅を栽培している土地はやせ地である」として免税地としました。これをきっかけに重い年貢にあえぐ農民たちはやぶ梅をこぞって栽培し、「やぶ梅」の栽培が広がっていきました。
 やぶ梅は果肉が薄く、小粒でしたが、土地の人々が品種・土壌の改良を重ねた結果、現在のような肉厚で大粒の梅が実るようになりました。